Sunday, January 16, 2011

1.15.2011 SPOKEN!:小塚崇彦・無良崇人・佐野隼規

この放送はいつものスケート番組が注目するトップ選手の練習場面やプライベートのシーンではなく、友情を中心とした物でとても良かったと思いました。全日本チャンピヨンである小塚崇彦選手がメインになるのが当然だと思うかもしれませんが、彼の人見知りさもあり、圧倒的なスターがない素晴らしい話が伝わるように作られた放送でした。

小塚選手が10歳位の時から仲良くしている佐野隼規選手が大学卒業した際スケートから引退し、社会人になると決めていたので、最後のインカレをどうしても優勝したかったそうです。世界選手権優勝を目指している選手に取ってはインカレは時間の無駄と思うかもしれませんが、小塚選手は佐野選手の夢を支えるために参加しました。
「隼規が引退だから、やっぱり優勝して引退したいかなと思って、、、」
小塚選手の優しさに感心してしまいました。

出会った当時の写真。超可愛い!

この話を聞いて笑いました:
佐野選手:野辺山の合宿でジャム塗って怒られたんだよね
小塚選手:部屋で、、、ちょっと、絶対昆虫、、、こんだけ田舎だから昆虫いるだろうって話になって、昆虫を探すんだったら取りあえずジャム塗ったら来るんじゃないかって、、、


小塚選手:4日間位放置してたんですよ。
佐野選手:こびり付いちゃってね、虫一切来ないし、最終日に歯ブラシで掃除して、、、
小塚選手:歯ブラシでガーってこすって、、、


いかにも男の子らしくて面白い〜選手として道がどんどん離れて行ってもこの2人の関係が全く変わってないのが何か良かったです。

ちなみにインカレはこのように点が付けられています:


ショートプログラムでは残念ながら佐野選手がジャンプを全てミスして、16位に終わりました。しかし、全日本選手権で5位だった無良崇人選手が2位、勿論小塚選手が1位で、中京大学が暫定1位に立ちました。


小塚選手が滑る前にこんな場面もありました:

佐藤コーチが来ていなかったので、背中を叩くのは佐野選手の責任になりました。小塚選手があの仕草をそこまで大切にしていたとは知らなかったです^_^

1位だったが、小塚選手は得意とするルッツをステップアウトしてしまいました。終わった後、バックステージでww:


小塚選手と無良選手は1位と2位以上にはなれないので、中京大学が優勝するためには佐野選手が順位を上げるしかなかったです。それで見事にフリーのジャンプを決め、フリーでは6位に入りました。観てて何だか彼のために嬉しくなってしまいました。

驚いたのは佐野選手の息の白さ!そこまで寒いリンクで皆戦ったな〜と感心しました。

小塚選手は4回転のトーループに成功しました。インカレでは滅多に見ない技ですよね〜プレッシャーの中で無良選手も奇麗に滑り、この2人はまた1位と2位に立ちました。それで中京大学の優勝が決定!


終わって総合得点の紙を眺めながらこんな会話もありました:
佐野選手:(42点中)俺7点なんだ
小塚選手:7点大きい!7点大きい!だって昨日以上上がれないもん、こっちの2人、、、
佐野選手:そっか。そうだよね。
小塚選手:どんだけ頑張っても。キャプテンにかかってたからマジで!
佐野選手:危ない危ない。
小塚選手:そのプレッシャーを乗り切っての優勝だから、完璧!
小塚選手、優しい!!

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